庄司家の全国への道 子供達　5人　紫音（中２）璃音（小６）桃音（小５）紅音（小３）椛音（６）のテニス日記です。　

リーグ戦がおわり、紫音は大会本部の親分から呼ばれて行った。それからしばらくするとスピーカーから放送が.....

？？？

「これより小学生によるエキシビジョンマッチをメインコートで行いますので応援の方お願いします」

本部の方たちがわざわざ計画を立ててくれた。まだ、他のコートでは予選をやっているのに....

放送を聞きつけて５０人ぐらい集まって来た....

相手は６年生。県のランカー。出稽古の時に２回ほど負けている。足も速い....

うちの方は試合経験は乏しく、ラケットはパパ用で使いにくいと言っている...
それにこんな人がいっぱい観ている中でできるのだろうか？

試合開始。

なかなかお互いキープができない....

0-1
1-1
1-2.....

レシーブ主体のゲーム中、ラケットの癖や”感じ”がつかめてきた様子。

サービス、ストロークも甘い球は打ち込んでいき、ネットプレイまでやっている。

声も出ていて、コートカバーリング、組み立て、積極性も合格！

しかし、ダブルフォルト、ストロークの凡ミスが多すぎる...

スコアーも4-2からまくられ、4-5までしまいにはマッチポイント....

でも、今回は違っていた...

マッチポイントからのサービスはセカンドでも強気、ストロークでも声を出し、気持ちの入ったストロークを打ち込んでいた。

スコアーもなんとか6-5に今までの試合では必ず自分の方を見て不安そうな顔を見せていたのに...ポイント、ポイントの”間”の取り方、いつも気付かない”靴ひものほどけ”、サービス前のルーティーン、自信をもって行ってる。

成長してるなーーー
もっとこの試合みてたいなーー

なんとか最後まで攻めて7-5.

みんなから声援も多くもらっていた。

試合終了後、親分達から呼ばれ、”ウイン二ングボール”を貰い、お褒めの言葉もいただいたようでした。

「よく、マッチから粘った！それだけは認めてやる！」
「うちのクラブに練習に来い！」

紫音苦笑い...

その日の夜は遅くまで試合の事をママに話していたみたい。

「凄く、楽しかった！ドキドキした。負けると思った。」
「ガット切れてパパのラケットはじめ使い悪かったけどだんだん”ラケットと話しできるようになった”」

小さい時から、ラケットなど大切にしてると

”どこに当たってるか”
”どうすれば上手くなれるか”
”勝つためにどうするか”

ラケット達が教えてくれると子供達には伝えているのがここにきて自然と定着しているみたい。

この試合で一皮むけたみたい...

相手のお母さんともまた再戦の約束と仲良くなった。

本当に良かった！

次は県予選。5/5.6！